歯を動かす際は、歯を支える歯槽骨の中にある歯根を動かします。矯正装置で歯に力をかけ、進む方向の先にある骨を溶かしながら動いていきます。そして、歯があった位置に新しい骨ができるというのを繰り返しながら、歯が少しずつ動くのです。
歯に大きな力をかけると、歯周組織に炎症が起きたり歯の神経が壊死したりする恐れがあるため、少しずつ動かしていく必要があります。その結果、治療期間が長くなります。
マウスピース矯正(インビザライン)を適用できるかどうかは、歯並びの状態で異なります。マウスピース単独での治療が難しく、表側矯正や舌側矯正との併用が必要なケースもあります。
特に、歯列のスペースを確保するために抜歯が必要な場合や、奥歯を後方へ動かす場合などは、マウスピース単独での治療は困難な場合が多いです。
もちろん可能です。歯並びや咬み合わせに不安やお悩みをお持ちでしたら、お気軽にご相談ください。当院の初診矯正相談は無料です。
必要と考えられる治療法の内容や大体の費用、治療期間などをお伝えします。また、ご希望の患者さまには精密検査を行うことも可能です。
成人の場合、歯列のスペースが不足している場合は、歯をきれいに並べるために抜歯をします。
そして、空いたスペースに矯正装置で歯を動かしていきます。口元や歯並び、骨格のバランスには個人差があるため、まずは精密検査を行わなければなりません。歯の本数や形、大きさ、健康状態、歯を動かす方向や移動量なども踏まえ、抜歯する歯を決定します。また、通常では抜歯するのは小臼歯ですが、最終的に良好な咬み合わせを得るために抜歯が必要と判断できる場合は、他の歯を抜歯する可能性もあります。
矯正装置を装着してから2~3日は、違和感、食べづらさ、話しづらさなどを感じる場合があります。また、個人差はありますが歯が浮いたり痛みを感じたりします。食べ物を噛むときにだけ痛みが起きるため、日常生活に大きな支障はありません。
通常、2~3日で収まり、長くても1週間ほどで気にならなくなるケースがほとんどです。痛みが気になる場合は、ご相談ください。
通院頻度の目安は月1回で、合計20~30回ほど通っていただきます。歯並びやお口の状態、治療内容などで異なりますので、まずはお気軽にご相談ください。
歯の裏側に矯正装置を取り付ける舌側矯正、透明のマウスピースを装着するマウスピース矯正に対応しています。
どちらにもメリットとデメリットがあるほか、全ての症例に対応できるわけではありません。
複数の治療法を組み合わせて、なるべく目立たせない方法も可能ですのでお気軽にご相談ください。
前歯の部分矯正にも対応しています。骨格のずれが原因の場合は部分矯正を適用できない可能性があります。
部分矯正が適用可能な歯並びか精密な診断後、判断致しますのでまずはお気軽にご相談ください。
矯正歯科治療は長い治療期間が必要になります。歯科医師と患者さまが協力し合い、信頼関係を保ちながら最後まで根気よく治療を続けて頂くことが重要です。